きょう28日(火)も全国的に平年を上回る気温で、東日本や西日本を中心に6月らしからぬ厳しい暑さが続く。
35℃以上の猛暑日が続く所もあり、熱中症に警戒が必要だ。
また、北日本は大気の状態が不安定で、あす29日(水)にかけて大雨になるおそれがあるため、土砂災害などに警戒・注意が必要となる。
梅雨明け直後は特に危険 熱中症に厳重警戒
きのうは全国の36地点で6月としては観測史上最も高い気温を記録し、35℃以上の猛暑日地点は69地点に達した。
特にきのう梅雨明けした関東甲信で気温が高く、佐野(栃木県)では39.8℃まで上がり、観測史上最も高い気温を更新。
東京都心でも3日連続で35℃以上の猛暑日となった。
きょうも気温は全国的にこの時季としては高く、猛暑日が続く所もある見込み。
予想最高気温は豊岡(兵庫県)と米子で37℃、前橋、熊谷、甲府、名古屋、岐阜、福井、舞鶴(京都)、鳥取で36℃。東京でも34℃まで上がって、きょうも厳しい暑さとなることが予想される。
水不足の心配や節電も気になるが、こまめに水分や塩分を補給し、室内では適切に冷房をつかうなど、万全な熱中症対策が必要だ。
北日本は大気不安定 大雨のおそれ
一方、北日本は前線や低気圧、湿った空気などの影響で大気の状態が不安定になっている。東北では断続的に雨で、北海道も次第に雨の範囲が広がる見通し。
局地的には雷を伴った非常に激しい雨が降り、あす29日にかけて大雨になるおそれがあるため、土砂災害や河川の増水、低地の浸水などに警戒・注意が必要だ。
東日本も気温上昇で大気の状態が不安定になることが予想される。
特に午後は内陸部中心に発雷確率が高く、山沿いを中心に、にわか雨や雷雨があるため、空模様の変化に注意が必要となる。
(気象予報士・多胡安那)