球宴ファン投票第2回中間発表 大谷翔平はアDH部門2位をキープ

日本時間6月28日、オールスター・ゲームのファン投票の第2回中間発表が行われ、大谷翔平(エンゼルス)は96万5932票を獲得してアメリカン・リーグの指名打者部門2位をキープした。第1回中間発表の時点では同部門1位のヨーダン・アルバレス(アストロズ)と約28万票差だったが、その差は約40万票に拡大。トップ通過は難しい状況だ。しかし、3位に浮上したダニー・ジャンセン(ブルージェイズ)とは約45万票差がついており、フェイズ2の投票に進出できる上位2名に入るのはほぼ確実となっている。

今回からファン投票のシステムには若干の変更が加えられており、フェイズ1でリーグ最多得票の選手はその時点でオールスター・ゲームのスタメン出場が決定することになった。第1回中間発表に続いて第2回中間発表でもアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とムーキー・ベッツ(ドジャース)がリーグ最多得票の座をキープ。もしこの2選手がこのままリーグ最多得票になれば、フェイズ2の投票に進出できる外野手の枠は1~6位の6名ではなく、2~5位の4名となる。

外野手以外のポジションはフェイズ1の上位2名がフェイズ2の投票に進出できる。順位の変動があったのはア・リーグの三塁手部門で、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)がラファエル・デバース(レッドソックス)を抜いて1位に浮上した。それ以外はフェイズ2進出圏内の順位に変動はなかった。チーム別に見ると、ブルージェイズとブレーブスの2球団がフェイズ2進出圏内に最多の6選手を送り込んでいる。なお、フェイズ1の得票数はフェイズ2には持ち越されない。

日本人選手では大谷以外に筒香嘉智(パイレーツ)がナショナル・リーグの一塁手部門、鈴木誠也(カブス)がナ・リーグの外野手部門にノミネートされているが、筒香は一塁手部門の上位10名、鈴木は外野手部門の上位20名から漏れたため、現時点での得票数は不明。今季限りでの現役引退を表明しているヤディアー・モリーナ(カージナルス)はナ・リーグの捕手部門3位、アルバート・プホルス(カージナルス)はナ・リーグの指名打者部門3位につけているが、2位との得票差を考えると、フェイズ2進出は難しそうだ。

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