気象庁は6月28日、九州北部、四国、中国、近畿と北陸で梅雨明けしたとみられると発表した。西日本は全域で梅雨明けしたことになる。いずれの地方も統計のある1951年以降最も早く、北陸を除き最も短い梅雨となった。
いずれも6月中の梅雨明けは初めて。列島の梅雨明けは、梅雨のない北海道を除き東北を残すだけとなった。⇒最も早い梅雨明け、今後の水不足や電力不足は大丈夫?
列島は28日も高気圧に覆われ、東北などを除き各地で晴れ間が広がり気温が上昇した。午前11時までに愛知県豊田市で36.0度の猛暑日を記録したほか、浜松市天竜区で35.8度、富山市で35.4度、福井県美浜町で34.2度、東京都心で33.1度を観測。今後も厳しい暑さが続く見通しで、気象庁は熱中症に警戒を呼びかけている。