スイス・インターナショナル・エアラインズは、スイス政府が保証する銀行の融資制度を、期間満了前となる5月末をもって終了した。
これまで、国が保証するつなぎ融資の利用枠の半分以上を利用することなく、手数料と利息として6,000万スイスフランを支払った。雇用を維持するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大中でもスイスと世界とのつながりを維持できたとして、謝意を示した。スイス政府が85％を保証し、当初は2025年が期限とされていた。
スイス・インターナショナル・エアラインズは、2020年3月の新型コロナウイルスの感染拡大後、大規模なコスト削減策を開始。ルフトハンザ・グループからも、5億スイスフランの融資を受けた。2021年夏には大規模な事業再編を行い、保有機材数を約15％削減し、従業員を約1,700人減らした。今年第1四半期にはキャッシュフローがプラスに転じている。
