あなたの「推し魚」は? 高校生5人組キャラ誕生 新幹線開業で長崎県産魚PR

推し魚PRする高校生キャラクター。(左から)前波碧参、佐原師代、龕場黄虎、黒崎有悟、似鳥一輝

 9月の西九州新幹線の開業に合わせ、長崎の魚のおいしさを伝えることを任務とする高校生5人組の「推し魚PRキャラクター」が誕生した。県内外の物産販売イベントなどを中心にそれぞれの「推している魚」をアピールしていく。
 県内6経済団体の青年組織らによる開業準備実行委員会が作成。キャラクターは県内のデザイナーが考案した。5人の推す魚は、長崎県が日本一の生産量を誇るアジ、クロマグロ、トラフグ、ブリ、イサキの5種。実行委は「長崎の魚の魅力を伝え、多くの人に新幹線に乗って長崎県に来てもらいたい」と期待する。
 5人は架空の「長崎名産高校」に在学しているという設定。県外から転校してきた1年生の「前波(まえなみ)碧参(さなお)」は、引っ越し直後に定食屋で食べたアジ料理のおいしさに感激。「長崎のお魚PRしちゃい隊」を勝手に発足し、隊長を自称する。「黒崎有悟(くろさきゆうご)」は3年生で生徒会副会長。マグロ推しで養殖について勉強している。

6月に大阪のスーパーで開かれた「長崎フェア」の売り場の様子

 「龕場黄虎(がんばここ)」は2年生。顔が「キモかわいい」という理由でトラフグ推し。3年生で生徒会長の「佐原師代(さはらかずよ)」は両親が営む定食屋の名物がブリ大根のため、ブリ推しに。漁師の息子、1年生の「似鳥一輝(にとりいつき)」は骨のある男で努力家。堅くて鋭い骨のあるイサキを好む。
 いずれも珍しい名前だが「それぞれの名前には隠された意味がある」とのこと。インターネットや電話で届け出をすればキャラクターを使用できる。著作権表示などルールに従い、商品やパッケージなど商用使用も可能。問い合わせは実行委事務局(電095.895.2063)。 


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