ロッキーズ・クールが快挙 打者天国でドジャースを相手に完封勝利

【ドジャース0-4ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ナショナル・リーグ西部地区の最下位に沈むロッキーズは、今日から首位ドジャースとの3連戦がスタート。その初戦は先発のチャド・クールが102球でドジャース打線をシャットアウトし、4対0で勝利した。メジャー初完投を102球の3安打完封勝利で飾ったクールは5勝目(5敗)をマーク。ドジャース先発のタイラー・アンダーソンは6回10安打4失点で今季初黒星(8勝)を喫した。

クールはシンカーとスライダーのコンビネーションを主体としたピッチングで、立ち上がりからテンポよくアウトを重ねていった。9回表に15球を要したため、惜しくも「マダックス」(=100球未満での完封勝利)こそ逃したものの、9回102球を投げて被安打3、奪三振5、無四球、無失点という見事なピッチング。ドジャース戦で完封勝利をマークした投手は2016年のスティーブン・ライト(当時レッドソックス)以来となった。ちなみに、クアーズ・フィールドのドジャース戦での完封勝利は史上初めてである。

ロッキーズ打線は今季8勝無敗のアンダーソンに対し、1回裏にC・J・クロンのタイムリーで1点を先制。2回裏にエリアス・ディアスのタイムリーで2点目を奪い、6回裏にはホセ・イグレシアスの1号2ランでさらにリードを広げた。敗れたドジャースは、2番のフレディ・フリーマンが1安打、8番のギャビン・ラックスが2安打を放っただけ。得点圏に走者が進んだのは、先頭のラックスが二塁打を放った9回表だけだった。

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