備前で練習船「弓削丸」公開 小中学生が操舵室やレーダー見学

船長の説明を聞きながら操舵室でかじを握る参加者

 弓削(ゆげ)商船高専(愛媛県上島町)の練習船「弓削丸」が22日、備前市日生町寒河の中日生港に入港し、一般公開された。日生地区海運組合(同所)が企画し、3年ぶり。小中学生らが操舵(そうだ)室やレーダーなどを見学、大海原の航海に思いをはせた。

 弓削丸は全長40メートル、240トン。航海士を目指す学生が、瀬戸内海などで実習に励んでいる。この日は甲板やデッキ、船内などの各所に立ち、練習船の設備をはじめ、エンジンや教室、居住スペースを丁寧に説明した。

 参加者は、操舵室でかじを握ったり、望遠鏡で遠くを眺めたりして興味津々。学生からレーダーや電子海図の仕組みを聞き“船長気分”に浸った。

一般公開された練習船「弓削丸」
電子海図の仕組みを聞く参加者
練習船の居住スペース

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