沙美海水浴場で水難救助訓練 水島海保や消防、連携体制を確認

要救助者を捜索する巡視船や水上オートバイなど

 海のレジャーシーズンを前に、倉敷市玉島黒崎の沙美海水浴場西浜で22日、水島海上保安部、玉島消防署、岡山県警の3機関合同による水難事故に対応した訓練が行われた。

 3機関などから46人が参加。「釣り船から客の男性2人が海に落ちた」との想定で取り組んだ。

 110番通報を受けた警察が同海上保安部、消防に連絡。現地本部を設け情報共有しながら、巡視船やヘリコプターが出動し、捜索を行った。その後、玉島消防署員が水上オートバイとボートで1人ずつ救助した。

 訓練後には水島海上保安部長、玉島消防署長、玉島署長が「水の事故では迅速な情報の共有が要救助者の生死を分ける。連携体制を確認できよかった」と講評。参加した西井修消防士長は「連携の大切さを再認識した。これからも市民の安心安全のため訓練を続けたい」と話した。

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