とちぎ未来大使を務める栃木県出身のお笑いコンビ「U字工事」がクイズ番組で獲得した賞金全額300万円を県に寄付し、県はこれを活用して電気自動車(EV)と外部給電器各1台を購入することになった。福田富一(ふくだとみかず)知事が28日の定例記者会見で明らかにした。
寄付金は、5月20日にテレビ放送されたクイズバラエティー番組でU字工事が全問正解し、獲得した賞金。「災害対策に役立ててほしい」と、県へ全額寄付の申し出があったという。交流サイト(SNS)上には「カッコよすぎます」「栃木の誇り」など、称賛のコメントが相次いだ。
購入車両は日産「リーフ」。避難所の非常用電源となる「走る蓄電池」としての活用を見込む。福田知事は「2人の古里に対する思いに心から感謝している。今後も県の代表として活躍してもらいたい」と述べた。