「電力ひっ迫注意報」回避　予備率５％確保　「無理ない節電を」　東北電力

　東北電力は２８日、２９日の管内における電力供給について、予備率５％を確保したことを明らかにした。ただ高温による冷房需要の高まりは予想されるため、使用していない部屋や廊下の照明を消すなど、無理のない範囲での節電を呼び掛けている。
　同社は２７日夕方の時点で、２９日夕方の供給予備率が冷房需要の高まりなどで５％を切るとして、政府の方針に基づき管内に「電力ひっ迫準備情報」を出していた。その後、供給力の積み上げや、隣接する電力会社との調整を行い、予備率６・１％を確保。「電力ひっ迫注意報」の発令を回避した。
　新潟地方気象台によると、２９日の上越は晴れ、予想される最高気温は３４度。東北電力グループは消費者に対し「気象状況の急激な変化などにより需給状況が厳しくなる可能性もある。無理のない範囲での節電に協力をお願いしたい」と呼び掛けた。