松本大輝☆ウルトラマンシリーズ最新作で『ウルトラマンデッカー』に変身する主人公を演じる

7月9日にスタートするウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンデッカー』で、主人公アスミ カナタに抜てきされた松本大輝。物語の舞台は、昨年「令和版ティガ」として人気を博した『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』から数年後の世界で、突如襲来した謎の宇宙浮遊物体 “スフィア” と戦う新ヒーローを演じている。今年で放送25周年を迎えた『ウルトラマンダイナ』のエッセンスを取り入れたこの作品で、ウルトラマンシリーズの長い歴史に刻まれる主人公を演じる喜びと意気込みを、自身も「ヒーローに憧れていた」という松本が語ってくれた。

——すでに撮影は進んでいるそうですが、あらためて、ウルトラマンシリーズの主人公を演じる感想はいかがですか?

「台本を読んだ時に感じたこともあって、オーディションの時から『元気よく、明るく、笑顔で行こう!』と決めて挑んでいます。実際にオーディションに受かった時は、世界中で人気のあるウルトラマンシリーズに関われるということがうれしかったですし、もちろんプレッシャーもありました。これまでの自分は見る側で、ヒーローに憧れながらテレビを見ていたんですけど、次は自分が変身して子どもたちに憧れられる側になるなんて、…人生ってすごいなと思いました(笑)」

——ウルトラマンシリーズの歴史を感じるのはどんな時ですか?

「キャストが発表されてから、たくさんの方から『おめでとう!』とか『よかったね』と声をいただいたり、反響がすごかったです。それにスタッフの皆さんも、昔からウルトラマンシリーズに携わっている方が多く、皆さんから昔の話を聞いたりすると、『あぁ、すごい歴史のある作品なんだ』ということをあらためて実感します」

——台本を読んだり、撮影を進める中で『ウルトラマンデッカー』という作品の魅力をどう感じていますか。

「どのキャラクターも諦めないで、みんなで助け合って問題を解決し、前に進んでいくところが魅力だと思います。“スフィア”という謎の宇宙浮遊物体の襲来によって、宇宙と交信が取れないという状況になるんですが、そういう状況が、コロナ禍で閉ざされた感のある現実とリンクしているというか。そこで夢を閉ざされた人たちが、どう前に進んでいくのかという姿も描いているので、そういったところにも注目してほしいです。そして、『ウルトラマンダイナ』のエッセンスも入っているので、ダイナ世代の方は『あれ? もしかしてダイナの…?』と感じるようなシーンがいくつもありますし、シリーズ前作の『ウルトラマントリガー』から世界がつながっているので、GUTS-SELECT(『デッカー』では対スフィアに注力したエキスパートチーム)だったり、対怪獣用戦闘艇のナースデッセイ号とか、なじみの設定が出てくるのも喜んでいただけるのではないかと思います。その他にもいろいろサプライズがあるので、楽しみにしていてほしいです」

——主人公アスミ カナタは、松本さんご自身と似ているのでしょうか。

「カナタはお調子者で、ふざけていると思われがちですが、実は芯にちゃんと信念がある人。目の前で起きていることにひたすら立ち向かって、逃げない心を持っています。何事も諦めずにとりあえずやってみて、駄目だったらまた次のことを考える。『まずやってみる』という姿勢は、すごい自分と似ているなと思います」

——撮影で印象に残っていることはありますか?

「憧れのワイヤーアクションを初めてやったんですけど、ほんと楽しくて! 怖いという方も多いと思うんですけど、僕は楽しくて、いくらでもやりたいと思いました。もともと絶叫系が好きなので、バンジーとか、スカイダイビングとかも、『絶対やってみたいランキング』に入っているくらいなので、ワイヤーアクションもできてよかったです」

——共演者の方とのエピソードも教えてください。

「ほんとにみんな分け隔てなく仲がいいので、空き時間は大抵みんなでしゃべっています。みんなでグループを作っているので、頻繁にやりとりしています。面白かったのは、スチール写真を(宮澤)佐江さんが切り取って、別の写真に貼りつけて、コラージュって言うんですかね? 面白い画像を作ってくださったんです。それをグループで送り合ったりして…楽しかったです」

——ウルトラマンデッカーは“フラッシュタイプ”を基本形態に、パワー形態の“ストロングタイプ”、超能力に特化した形態の“ミラクルタイプ”と、三つのタイプにチェンジして戦います。松本さんが一番好きなタイプは?

「う~ん…基本のフラッシュタイプがインパクトがあって、目を引くんですけど、個人的にはミラクルタイプが好きかもしれないです。ミラクルタイプはすごく色がキレイで、もしヒーローショーがあって、ミラクルタイプが出るならぜひ見てほしい!というくらい、キレイなんです。タイプごとに頭の形とかも一つ一つ違ったりするので、現場で初めて見た時は『すごい!』と興奮しました。間近でヒーローショーを見ている感覚というか、少年に戻っちゃう感じでした」

——ドラマは人類の宇宙進出が進んでいる設定ですが、宇宙に興味はありますか?

「あります! 家でいろんな妄想をしたりしています(笑)。U.F.O.とかそういう系も好きですし、最近もブラックホールの撮影に初めて成功したという映像を見て、すごいなと思いました。ただ、宇宙に移住まではしたくないかな。宇宙旅行はいつかしてみたいんですけど。宇宙旅行で月に行って、月から地球を見て、写真を撮って、インスタとかにアップしたら絶対映えるよなって思います(笑)」

——では、もしも現実にドラマのような怪獣が地球に現れたら、素の松本さんはどうされますか?

「いや~、カナタ役をやっていなかったら一目散に逃げていたと思います(笑)。でもカナタを演じて気持ちが変わったというか。『もし怪獣が出てきたら…』とか、自分で寝る前に妄想したりするんです。もし電車で変な宇宙人が出てきたら…とか妄想しては、絶対誰よりも早く行動しようと考えたりします(笑)」

——それだけ役に入り込んでいると、プライベートでもウルトラマンとしての言動が出てしまうのでは?

「光線を出すポーズが格好良くて、テレビを見ている時とか、何げなくやっていることがあります(笑)。たぶん、自分がウルトラマンの光線ポーズをできるのがうれしいのか、ついつい“シュワッ”ってやっちゃうんです。きっと見ている方もやりたくなると思います(笑)。あと変身ポーズについては、やっぱりお子さんたちに格好良く見せたかったので、家で何度も動画を見返しながらたくさん練習しました。ドラマを見るお子さんたちにも、ぜひまねしてほしいです!」

【作品情報】

『ウルトラマンデッカー』
テレビ東京系
土曜 午前9:00~9:30

松本演じる主人公・アスミ カナタはデッカーの光を手にし、謎の宇宙浮遊物体「スフィア」と戦うことを決意した。再編成された新エキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員として、仲間たちと共に巨大な敵に立ち向かっていくが…。

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取材・文/齋藤春子 撮影/蓮尾美智子

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