7年前にロナウドが選んだ「自分の次のスター候補5名」はどうなった

リオネル・メッシとともに世界最高のサッカー選手として君臨したクリスティアーノ・ロナウド。彼も年齢がアラフォーとなり、徐々に次世代にバトンを渡す日が近づいてきた。

今回は、そのロナウドが2015年11月のインタビューで選んだ「次にサッカーの世界を席巻するであろう5名のスター候補」を『Planet Football』から振り返ろう。

エデン・アザール

クリスティアーノ・ロナウドが彼を「今後世界を席巻するであろう選手」に選んだのは当然だろう。すでにアザールはプレミアリーグでの王者であったし、もはや若手ではなかった。

しかしながらその説得力によってレアル・マドリーに1億ユーロを拠出させてからは、彼のキャリアは一気に窄んでしまった。怪我とコンディション不良が度重なるなかで全く活躍できなくなり、すでに戦力外の扱いに…。

ネイマール

クリスティアーノ・ロナウドによるもう一つの安全な賭けだった。本命バリバリの選択であったが、意外にこちらも当たっていないように見える。

すでにバルセロナでリーガやチャンピオンズリーグを制覇し、リオネル・メッシの系譜を継いでカタルーニャの魂を宿す選手になっていくと誰もが思っていたが、2017年に2億ポンドでパリ・サンジェルマンに移籍した。

フランスでは出場すればスゴイプレーも見せるが、怪我もあってなかなか継続的に活躍できず…期待に応えたとは言いにくいところも。

ポール・ポグバ

2012年にマンチェスター・ユナイテッドを退団したポグバ。その後ユヴェントスで世界的なスターに成長し、若くしてトップクラスのボランチとして活躍していた。クリスティアーノ・ロナウドが彼を評価したのも当然であった。

そして2016年に彼はマンチェスター・ユナイテッドに移籍。その際には8900万ポンドという記録的な額が動いたが、イングランドに戻った彼は常に一貫性を欠くパフォーマンスで批判を浴びてしまうことに。

マルティン・ウーデゴール

2015年にはまだ16歳だったウーデゴール。まだノルウェーからレアル・マドリーにやってきたばかりのときだったが、クリスティアーノ・ロナウドはその才能を確かに見ていたようだった。

その後しばらく苦しんだものの、ヘーレンフェーンとフィテッセ、レアル・ソシエダへのローン移籍で成功を収め、2021年にアーセナルへと加入する事になった。まだ23歳ながら、そのキャリアは徐々に成功への道筋を進んでいる。

メンフィス・デパイ

この前のシーズンにオランダ・エールディビジで得点王に輝いたデパイ。2015年の夏にマンチェスター・ユナイテッドと契約し、イングランドへとやってきた。

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残念ながらオールド・トラッフォードでの彼の時間は忘れられそうなものになってしまった。フランスに移籍してからリヨンでストライカーとして大復活を見せ、現在はバルセロナに所属している。当時ほどのインパクトはなくなってしまったが…。

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