29日(水)の天気 関東内陸で再び最高気温40℃超か 晴れる地域では熱中症に警戒 大雨の北海道は土砂災害に警戒を

 梅雨明け地域を中心に猛烈な暑さが続いているが、きょう29日(水)は関東内陸で、再び最高気温が40℃に達する可能性がある。昼間の外出や、屋外での活動・作業は控えるなど、熱中症に警戒が必要だ。
 一方、前線がかかる北海道では雨で、大雨による土砂災害に警戒が必要になる。

続く猛暑日 40℃に達する危険な暑さ

 東北南部から西日本にかけては晴れて、強い日差しが照り付けそうだ。午前中から早いペースで気温が上がり、最高気温が35℃を超える猛暑日になる地点も多くなる見込み。東日本を中心に体温を超えるような気温になる所もあり、関東の内陸では、今月25日(土)に続いて、再び最高気温が40℃に達する可能性もある。

<きょうの予想最高気温>
39℃ 前橋・熊谷・秩父(埼玉)・甲府
38℃ 宇都宮・大田原(栃木)・豊岡(兵庫)
37℃ 水戸・松本(長野)・岐阜・富山・福井・米子(鳥取)など

 気温の上がる午後は、西日本を中心に、局地的ではあるが、雷雨の可能性がある。空模様の変化にも気を付けたい。

21府県に熱中症警戒アラート

 関東甲信から九州・沖縄にかけての21府県(奄美地方は鹿児島県に含む)に熱中症警戒アラートが発表されている。
 例年、梅雨明け直後は熱中症のリスクが高いことが知られている。記録的に早い梅雨明けとなった今年は、まだ暑熱順化が十分でない中での猛暑続きで、特にリスクが高まることも考えられる。
 水分や塩分補給、休憩をとるなど、熱中症予防をいつも以上に意識的に行ってほしい。節電も心掛けたいが、高温となる昼間は、無理せず適切にエアコンを使うなどの対策も必要だ。身近な高齢者へ熱中症対策の声かけも行ってほしい。

北海道は大雨続く 土砂災害に警戒を

 前線のかかる北海道は雨で、局地的に激しい雷雨となる見込み。落雷や突風に注意が必要となる。日本海側を中心に、すでに大雨となっている地域では、土砂災害の危険性が高まっている所があるため、土砂災害に警戒するとともに、河川の増水などにも注意・警戒が必要だ。
 また、東北北部も、日本海側を中心に断続的に雨となり、あす30日(木)にかけて大雨となる所がある見込み。

(気象予報士・海老原美代子)

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