【2023年】福岡・博多が熱気に包まれる博多祇園山笠〜日程・アクセスなど

博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)とは

博多祇園山笠とは、福岡市博多区で毎年7月に行われる櫛田神社のおまつり。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

いまから800年ほど前、疫病が流行していた博多で、ある僧が住民に担がせた木製の台車に乗って町中に水を撒き疫病退散を祈ったのがまつりの発祥と言われています。

8日間にわたって行われるまつりでは、山笠と呼ばれる曳山(※1)を男性たちが担いで博多の町中をまわります。

まつりの最高潮は、最終日に行われる「追い山笠」。早朝4時59分から約5キロメートルの道のりを山笠を担いだ男性たちが駆け抜け、そのタイムを競うというもので、豪快な担ぎっぷりが見どころです。

博多っ子が博多祇園山笠にかける情熱はすさまじく、まつりに参加するための休暇「山笠休暇」が一部の会社で認められているほど。博多に夏の訪れを告げる博多祇園山笠の日程、会場へのアクセス、見どころなどを紹介します。

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博多祇園山笠の日程

2023年の博多祇園山笠は、例年通り7月1日(金)〜15日(金)で開催予定です。
詳しくは、公式HPをご確認ください。

例年の博多祇園山笠の開催日程は以下の通りです。博多祇園山笠には独特の用語があり、山笠を担いでまわることを山笠を「舁く(かく)」、担ぎ手は「舁き手(かきて)」と呼んでいます。

開催期間は毎年7月1日〜15日。詳しいスケジュールは下記の通り。

3日目と7日目(7月10日・7月14日、16:00〜):流舁き(ながれがき)
それぞれの地区を山笠がまわる、お披露目の日です。

4日目(7月11日、5:00〜6:00):朝山(あさやま)
早朝からそれぞれの地区で山笠が運行します。

4日目(7月11日、15:00〜17:30):他流舁き(たながれがき)
山笠がそれぞれの地区を出て、ほかの地区もまわる日です。

5日目(7月12日、15:59):追山ならし
最終日の「追い山笠」のリハーサルとも言える日。最終日と同じように、舁き手が櫛田神社から約4キロメートルのコースを全力で舁き、その時間を競います。

6日目(7月13日、15:30):集団山見せ
福岡市の中心に山笠が勢揃いする日。呉服町交差点~天神の1.3キロメートルの区間で行われます。

7日目(7月14日、16:00〜17:00):流舁き
最終日の追い山笠を迎えるための調整を兼ねた、2度目の流舁きです。

8日目(7月15日、4:59):追い山笠

博多祇園山笠の会場と駅からの行き方

博多祇園山笠は、櫛田神社の周囲で観覧できます。まつりでは、まず櫛田神社の最寄駅であるJR博多駅に向かいましょう。

東京駅から新幹線のぞみ・博多行に乗れば、乗り換えなしで博多駅に到着します。所要時間は約5時間、料金は自由席で22,220円。博多駅から櫛田神社までは、徒歩15分ほどです。

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博多祇園山笠の見どころ

8日間にわたって行われる博多祇園山笠ですが、観光客がとくに楽しめるのは6日目の集団山見せと8日目の追い山笠です。それぞれの見どころを紹介します。

集団山見せ

すべての山笠が呉服町交差点に集結し、天神を通って福岡市役所まで進みます。この日は、福岡市長などの地元の名士が山笠の上に乗る「台上がり」に注目しましょう。

追い山笠

まつりの最終日は、早朝から山笠が櫛田神社に続々と入場しますが、一番最初に入場した山笠の舁き手たちにのみ許された特権があります。

それが、「博多祝い歌(はかたいわいうた)」の歌唱です。この歌は博多でお祝いの席にだけ歌われる特別な歌で、普段は滅多に聞くことができません。まつりでは「博多祝い歌」も聞いてみましょう。

まつりのクライマックスである「追い山笠」では、若手や未熟な舁き手は山笠を舁けないことがほとんど。この日は、ベテランの舁き手たちが山笠を任されており、とくに洗練された巡行が見られます。熟練の技やダイナミックな舁き方をチェックしてみてください。

飾り山

奉納のため飾られる山笠を「飾り山」といい、高さは10~15メートルにも及びます。櫛田神社周辺に毎年14の飾り山が公開されると、街は一気におまつりムード。

また櫛田神社の境内と、川端商店街内にある川端ぜんざい広場には常時飾られており、おまつり後でも楽しむことができます。

博多祇園山笠で気をつけること

800年もの伝統をもつ博多祇園山笠では、独特のルールがあります。

博多祇園山笠の独自のルール

博多祇園山笠では、「まつりに参加する人はまつりの期間中にキュウリを食べてはいけない」、「喪中の人はまつりに参加してはいけない」、「女性は山笠に触れてはいけないし、舁き手の詰め所にも入ってはいけない」などのしきたりが現在でも守られています。

女性のまつりへの参加の是非については近年議論がされていますが、女性の参加は未だに許されていないようです。女性は山笠に触れたりせず、観覧するのみに留めましょう。

早めに会場に行こう

博多祇園山笠では、6日目の集団山見せと8日目の追い山笠はとくに混み合います。

櫛田神社の境内周囲に作られる桟敷席(さじきせき)は、毎年6月26日の櫛田神社でのみチケットを販売しており席の入手は困難です。

また、会場はほぼ人で埋め尽くされるため、よい場所で見たければ、まつりの1〜2時間前には会場に到着しておくのがオススメです。

博多祇園山笠の時期は、街をあげておまつりに力を注いでいます。ぜひ行って、賑わう博多の街を体験してみてはいかがでしょうか。

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