ガールズケイリン10周年 立ち上げから活躍、荒牧聖未(日光出身)が振り返る

ガールズケイリン立ち上げから活躍を続ける荒牧

 女子競輪の「ガールズケイリン」が7月1日で10周年を迎える。日光市出身の荒牧聖未(あらまきさとみ)(32)は1期生33人の1人として、立ち上げから活躍を続けてきた。6月29日から神奈川県の平塚競輪場で行われる10周年記念レースにも出場予定。「ここまで続いてきたのはファンや関係者の支えのおかげ」としみじみ振り返った。

 女子競輪はかつて1949年から15年ほど続いたが、人気の低迷により廃止。しかし、次第に復活を求める声が強まり2012年にガールズケイリンとして生まれ変わった。22年現在は選手が179人にも増え、年々発展している。

 荒牧はもともとアイスホッケーのトップ選手。日光中時代から県内外で名をはせ、日本体育大時代には10年バンクーバー五輪予選の日本代表メンバーにも選出された。

 そんな中、氷上からバンクに戦いの場を移すきっかけとなったのは、五輪予選での敗退。燃え尽きたような感覚で競技を離れ、大学も中退した。3カ月ほど空白の時間を過ごした中で目に入ったのが、ガールズケイリン復活の記事。

ガールズケイリン立ち上げから活躍を続ける荒牧

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