相鉄ローゼン コメ年間6.6トン施設に寄付へ レジ袋の収益金活用

 相鉄ローゼン(横浜市西区)は7月から、フードバンクかながわ(同市金沢区)を通じ、福祉施設や子ども食堂など食品支援を必要としている施設にコメの継続的な寄付を行う。持続可能な開発目標(SDGs)の活動の一環で、有料レジ袋の収益金の一部をコメの購入に充てる。

 同社は2021年度から家庭で使い切れない未使用食品を寄贈してもらい、同バンクに寄付する「フードドライブ事業」に取り組んでいる。しかし、支援先の食品不足がなかなか解消されない実態を踏まえ、食品の寄付も行うこととした。

 期間は7月から来年6月までで、1回当たり270キロのコメを月2回、寄付。年間で計6.6トンを計画している。21年度の1年間に販売した有料レジ袋の収益金の一部を活用。同市内に本社を構えるミツハシからコメを購入する。

 ローゼンの有料レジ袋の辞退率は82%で、購入者は18%。購入者の変動もあり得るが、同社担当者は「次年度以降についても継続支援を検討したい」と話している。

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