ことしの平和宣言の骨子まとまる G7サミットや核禁条約締約国会議など盛り込みたいとの声

8月6日の平和記念式典で読み上げられる平和宣言の骨子案がまとまりました。

広島市役所で28日開かれた2回目の懇談会には、平和宣言を読み上げる松井市長や有識者らが出席し、骨子案が示されました。出席者からは、「ロシアのウクライナ侵攻やG7サミットの開催にふれ、訴えを強調してはどうか」という意見や、核兵器禁止条約の締約国会議で、オブザーバー参加した国の大使とのやりとりを踏まえ、「会議の意義を訴えてはどうか」という意見があがったということです。

広島市松井一実市長
「それぞれの立場があって、(締約国会議の)オブザーバー参加するにしてもいろいろなやり方があることを実感したので。そういうことを分かるように書いた方がいいのではと…」

去年に引き続き、政府には、核兵器禁止条約への批准を促す考えを宣言に盛りこむことを検討しているということです。

懇談会は8月6日の平和記念式典までにあと1回開かれることになっていて、平和宣言の文案が示される予定です。

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