北陸線のレール温度が上昇…特急サンダーバードとしらさぎに遅れ 6月29日午後5時52分、JR西日本

 JR西日本金沢支社によると6月29日午後3時20分ごろ、福井県あわら市の北陸線芦原温泉駅に設置しているレールの温度計が規制値に達した。この影響で同日午後5時52分現在、特急サンダーバードとしらさぎに遅れが出ている。普通列車は敦賀駅ー福井駅間で一部列車の運転を取りやめたほか、福井駅ー金沢駅間で遅れが出ている。

 同社によるとレールの温度が上昇したため、午後3時20分ごろから午後5時40分ごろにかけて上り線の福井駅(福井県福井市)ー大聖寺駅(石川県加賀市)間、下り線の丸岡駅(福井県坂井市)ー大聖寺駅間で徐行運転した。

 気象庁によると、同日午後5時までの福井県内の最高気温は、小浜市37.5度、美浜町と福井市36.6度、坂井市春江町36.3度などとなっている。小浜市と福井市、坂井市春江町、坂井市三国町(34度)、大野市(35.1度)、南越前町今庄(35.1度)の計6観測地点で、6月の観測史上最高気温を更新した。

遅れが出ている特急列車は次の通り。

サンダーバード32号(大阪行き)約30分遅れ サンダーバード34号(大阪行き)約40分遅れ サンダーバード36号(金沢行き)約20分遅れ サンダーバード38号(金沢行き) しらさぎ57号(金沢行き)約15分遅れ しらさぎ62号(米原行き)約30分遅れ しらさぎ14号(名古屋行き)

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