ヤンキース今季最多の貯金36 月間57本塁打で6月のメジャー新記録

【アスレチックス3-5ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは1回裏にアーロン・ジャッジの29号2ランで1点差に詰め寄ると、3回裏にはジャンカルロ・スタントンの19号3ランで逆転に成功。2回以降はアスレチックスに得点を許さず5対3で勝利し、連勝を4に伸ばして貯金を今季最多の36とした。ヤンキース先発のジェイムソン・タイオンは5回7安打3失点で9勝目(1敗)、4番手のクレイ・ホームズは14セーブ目をマーク。アスレチックス先発のコール・アービンに6敗目(2勝)が記録された。

先発のタイオンが1回表に4安打を浴びて3点を失ったヤンキースだったが、シーズン119勝ペースで勝ち進む最強軍団はいとも簡単にそのビハインドを跳ね返した。まずは先制された直後の1回裏にジャッジがレフトへの29号2ラン。ジャッジはチーム76試合目で29号を放ち、シーズン60本塁打を超えるペースを維持している。そして1点ビハインドの3回裏にはスタントンがライトへの19号逆転3ラン。アスレチックス(9安打)より少ない6安打に終わったヤンキース打線だが、効果的な2本塁打で接戦をモノにした。

ヤンキースはこの試合の2本塁打を加えて月間57本塁打となり、2016年オリオールズと2019年ブレーブスがマークした6月の月間記録(56本塁打)を更新。アーチを量産した打線の活躍もあり、6月はここまで27試合で22勝5敗という驚異的な成績を残している。逆転勝利は今季メジャー最多となる24度目。打撃戦でも投手戦でも勝利をもぎ取れる強さが今のヤンキースにはある。

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