“真夏日” 長崎県内で気温上昇 島原33.6度 熱中症9人搬送

強い日差しが降り注ぐ中、波打ち際ではしゃぐ観光客=長崎市、高浜海水浴場

 長崎県内は29日、各地で気温が上昇。18の観測点のうち11地点で最高気温30度以上の真夏日となった。県消防保安室によると、同日午後4時までに熱中症で9人が搬送された。
 長崎地方気象台によると、最も気温が高かったのは島原33.6度。壱岐市芦辺30.5度▽対馬市鰐浦30.5度▽五島市福江30.1度▽五島市上大津28.7度-と4地点で今年最高を更新した。
 28日に続き熱中症警戒アラートが発令され、今後1週間、最高気温が30度を超える暑さが続く見通し。救急搬送された9人のうち4人は75歳以上の高齢者だった。内訳は中等症4人、軽症5人。同気象台は「屋外での活動は極力避け、水分補給をしてほしい」と呼びかけている。
 強い日差しが降り注ぐ中、長崎市高浜町の高浜海水浴場では、海水浴を楽しむ観光客の姿も。「ちょっと冷たいけど、気持ちいい」と笑顔で話した。


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