東京都心で6日連続猛暑日 東日本の内陸は40℃超か 関東以西は1日(金)も猛暑

 きょう30日(木)は広範囲に熱中症警戒アラートが発表され、すでに危険な暑さとなっている所がある。午後は東日本の内陸を中心に40℃に達する所もあるなど、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になりそうだ。外出はなるべく避け、室内でも定期的に水分補給を行うなど、熱中症対策を万全に行う必要がある。なお、あす1日(金)も東・西日本は、内陸を中心に猛烈な暑さが続く見通し。

一段と暑く

 きょう30日(木)は伊勢崎(群馬)で午前9時前に、東京都心でも午前10時41分に35℃に達するなど、きのうより気温の上がり方が早くなっている。東京都心はこれで6日連続の猛暑日となり、6月の猛暑日連続記録を更新した。

 午後は一段と気温が高くなる地域が多く、炎天下はかなり危険な状況となりそうだ。屋内でも無理をせずに室温を下げるなど、できる範囲で暑さ対策をして異例の6月猛暑を乗り切りたい。

 強い日差しが照り付けている地域とは対照的に、北日本は雲が広がり東北北部を中心に雨が降っている。東北北部は日本海側を中心に、あす1日(金)にかけて断続的に強い雨が降り大雨になる所がありそうだ。これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に警戒すると共に、低地の浸水や河川の増水にも注意が必要だ。また、東・西日本でも30日(木)と1日(金)の午後は一部で夕立があり、局地的に非常に激しく降る所がある見込み。

1日(金)名古屋は40℃予想

 1日(金)も猛暑のおさまる気配はなく、35℃以上の猛暑日地点が続出する見通し。関東から九州北部にかけての内陸を中心に38℃を超え、場所によっては40℃前後まで上がる可能性がある。引き続き、熱中症に警戒が必要で、夜間は少しでも熟睡できるよう、部屋の温度調整や寝具を取り換えるなどの工夫をしたい。

 週末にかけては、ここ数日より気温の下がる地域が多いが、内陸は35℃を軽く突破してくるので注意が必要だ。ただ、来週前半は東・西日本で日照時間が減る関係もあり、ようやく猛暑は一段落しそうだ。(気象予報士・高橋和也)

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