ロボットが来客案内 社内で「非効率」の声受け 大田原の川田工業栃木工場に導入

端末を指しながら来訪者を顔認証システムに誘導するロボット=大田原市

 橋梁(きょうりょう)や高層ビル鉄骨製造を手がける川田工業(東京都北区、川田忠裕(かわだただひろ)社長)は本年度、大田原市下石上の栃木工場の受け付けにロボットを導入した。来客を応接室などへ案内したり、内線電話で工場内の担当者を呼び出したりする。担当者が来客の到着を待つ必要がなくなり、業務効率化につながるとしている。

 同社には製品の検査に立ち会うため、ゼネコンや設計事務所、ビルメーカーなどの担当者が1日30人ほど訪れる。従来は玄関で担当者が出迎えていたが、待機する時間が生じることもあり、社内で「非効率」との声が上がっていたという。

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