土屋太鳳と松下洸平が「やんごとなき一族」クランクアップ! 今夜いよいよ最終回

フジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10:00)が本日6月30日の放送で最終回を迎える。このほど、クランクアップした土屋太鳳と松下洸平からコメントが届いた。

ドラマの原作は、「Kiss」(講談社)で連載中のこやまゆかり氏の同名コミック。庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋)が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・深山健太(松下)と共に真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”だ。

約4カ月間に及ぶ撮影期間を経て、土屋と松下が同時にクランクアップ。最後に撮影したのは、佐都と健太、そして佐都の母・良恵(石野真子)の3人のシーン。ラストカットのOKが出ると、スタッフから「深山健太役、松下洸平さんオールアップです!」の掛け声とともに、まずは松下に盛大な拍手と花束が。松下は「撮影は3月から始まりましたが、準備期間を含めると、スタッフの皆さんはもっと前からこの作品に携わっていただいて…、お疲れ様でした!僕も台本を読みながら、“どんな健太にしようかな?”“どんな作品になるんだろう?”と1人で考えていたのですが、1人で考えても答えが出ず、現場に入って共演者の皆さんやスタッフの皆さんと話し合っていくことでしか、役というものは作れないんだなとあらためて感じました」とコメント。そして「皆さんの力があってこその健太だったと思いますし、あらためて、お礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました!」と深く頭を下げた。

続いてスタッフから「深山佐都役、土屋太鳳さんオールアップです!」と声が上がると、ねぎらいの歓声と盛大な拍手が送られた。座長として作品を引っ張ってきた土屋は、スタッフから花束を受け取ると「(撮影期間の)4カ月間、その前の準備も含めて、本当に本当にお疲れさまでした! この物語を作ってくださった、たくさんのスタッフの皆さんに支えられていると感じながら毎日撮影させていただいていました」と感謝の思いを口にし、「ドラマの中ではスムージーをかけられたり、土下座をしたり、赤ちゃんを産んだり…、まるでジェットコースターのような気持ちで、こんな感覚は初めてなんじゃないかと思いながら、撮影に臨んでいました。そして、私が佐都らしくいられたのは健太さんのおかげなので、感謝しています」と撮影を振り返った。

そんな2人のもとへ、一足先に撮影を終えた深山家の長男・明人役の尾上松也やその妻・美保子役の松本若菜、三男・大介役の渡邊圭祐やその元妻・リツコ役の松本妃代、三女・有沙役の馬場ふみかがサプライズで駆けつけ、土屋は「まさか!」、松下は「まじか!」と驚きの声を上げた。

そして、土屋が「(共演者の)皆さん一人一人が、愛情をちりばめたお芝居をしてくださったおかげで、たくさんの方にこの作品を見ていただけたのかなと思います。皆さん、本当にありがとうございました!」と笑顔で締めくくった。

佐都が娘の凛を連れて深山家から出て行った最終回では、健太が、佐都と出会ってからの記憶を失って別人のようになってしまい、深山家の主人・圭一(石橋凌)はこれで自分の思惑通りになったとほくそ笑む。しかし、女性を見下す彼の態度に、とうとう妻・久美(木村多江)の堪忍袋の緒が切れる。一方、万野誠(石黒賢)と手を組んだ明人は、健太が記憶を失ってもなお、圭一が自分ではなく彼を跡取りにしようとしていることを知り、深山家そのものを潰してしまおうとする。

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