海老名市は7月10日投票の参院選に向け、聴覚障害者などが意思を伝えやすくする「コミュニケーションボード」を改良し、市内の各投票所に設置する。同市は昨年の衆院選で初めてコミュニケーションボードを導入したが、今回はイラストを加え、文字を読むのが苦手な人でも分かりやすくした。
「投票用紙を書き間違えました」「入場整理券がありません」など、よく聞かれる六つの項目と回答が書かれている。項目などは「市聴覚障害者協会」、イラストは「市手話サークルさつき会」の協力を得て作った。
投票所では筆談も可能。市選挙管理委員会は「障害のある人にとっても投票しやすい環境を整えていく」としている。