「パンわーるど」ドーナツで勝負 総社の10店 7月から新シリーズ

ナンバベーカリーの「総社の赤米あんバター」

 人気パン店が多い“パンのまち総社”をPRする「パンわーるど」の新シリーズが7月1日からスタートする。テーマは再びブームが到来しているとされるドーナツ。総社市内のパンと菓子店計10店舗が個性豊かな限定商品を9月30日まで販売する。

 これまで展開していたホットドッグとロールケーキから一新し、ファンの獲得増を狙う。「加盟店以外にも経済波及効果の“輪”が広がるように」との思いも込めた。

 限定商品のうちナンバベーカリー(同市駅南)の「総社の赤米あんバター」(1個367円)は、地元特産の赤米を使ったもちもちの生地にあんことバターを挟み、クリームチーズやクランベリーをトッピングした写真映えする一品。プティ・グレーヌ(同市窪木)の「総社はちみつレモン」(同350円)は、レモン味のリング型シュークリームで中に総社産の蜂蜜を練り込んだカスタードクリームが入っている。

 他にパティスリーアンドブーランジェリー杏(同市中央)パティスリーコア(同)アンブロシア(同市駅南)ベーカリーカフェクルール(同市三須)ブランノエル(同市井手)ベーカリートングウ(同市駅前)一本堂岡山総社店(同市中央)農マル園芸吉備路農園ケーキ工房(同市西郡)が参加する。

 パンわーるどは、地域特性を生かして地元経済を活性化しようと総社商工会議所が2016年にスタート。同会議所は「市内には大手チェーン店がないだけに各店の個性で勝負する。大型観光企画『岡山デスティネーションキャンペーン』(7~9月)に合わせて市外からの来客も期待したい」としている。

プティ・グレーヌの「総社はちみつレモン」

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