岡山城大改修 ドローン駆使し記録 特設PRサイトで動画公開

岡山城の「令和の大改修」を紹介する動画の一場面

 岡山市などは、岡山城天守閣(北区丸の内)の「令和の大改修」を記録した動画を作り、30日から岡山城の特設PRサイトで公開を始めた。小型無人機・ドローンなどを駆使し、県都のシンボルが生まれ変わる様子をさまざまな角度から紹介している。

 動画(約4分)は、おかやま城下町物語実行委員会(市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社で構成)が作成。1945年の岡山空襲で焼失する前の城壁色「漆黒」の再現に向けた塗装作業や耐震補強、囲っていた工事用シートの撤去で新装なった天守閣が徐々に姿を見せる様子などが収録されている。

 大改修は昨年6月から天守閣を休館にして実施。工事用シートと足場の撤去は今年4月に北、東、西面から始まり、残る南方面も含めて6月末までに完了した。今後は11月3日の再オープンに向け、最新の映像技術を用いる展示などの整備を進める。

 この日の定例記者会見で大森雅夫市長は「大規模改修を後世に残す狙いで動画を作成した。臨場感のある内容で、再オープンに一層の期待を寄せてほしい」と話した。

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