100円ショップでおなじみダイソーの新業態「スタンダードプロダクツ」の中四国エリア初店舗が30日、広島市内にオープンしました。
100円ショップとは違う品揃えとその狙いとは?
金尾真弓記者「オープン15分前ですが、お店の前にはすでに並んでいる人がたくさんいます」
一番乗りの人「8時半から来てました。ここだけの特別な熊野筆があると聞いて、それが欲しくて」
9時半から並んだ人「実は去年渋谷で行こうとしたら入場制限で入れなかったので、是非と思って来ました」
午前10時、オープンと同時に続々とお客さんが入ってきます。
早速人気を集めていたのは、全国に先駆けこの店舗で先行発売された熊野筆のメイクブラシ。
毛先を一切切らずに仕上げる職人技で作られ、毛は環境に配慮した再生ポリエステル繊維が使われています。
熊野筆を買った人「ずっとこれ(熊野筆)が気になって、今日買いに来ようと思いました。(熊野筆は)有名だしいいと聞いていたが、高くて手が出なかったので、とりあえず安いので試してみようと思って」
ダイソーが新たに挑戦する約2000種類の商品を揃えた新業態=「スタンダードプロダクツ」。
価格は110円から1100円と幅をもたせ、7割が330円。
100円ショップと差別化しているのが日本の工芸品を取り入れた商品作りです。
スタンダードプロダクツ 運営責任者 安部亞弓さん「国内産業を盛り上げていく取り組みをしているので、職人さんの一つ一つの手作りや本来1000円以上するような商品もお求めやすい」
こちらがそのうちの一つ、世界三大刃物の産地、岐阜県・関市の職人が手作りで作った包丁。
また全国に先駆けて販売されている豆皿も、愛知県の瀬戸焼のもの。貫入といわれる瀬戸焼ならではのひび割れ模様が特徴です。
100円に縛られないことで商品にメリットが出せたそうです。
スタンダードプロダクツ 運営責任者 安部亞弓さん「いろんなデザイン性をもたせたり、ちょっとした機能をもたせたり、いろんな商品の幅を出せる」
国内9店舗のうち最大坪数となるこちらの店舗。
日用品からこだわりの品までより幅広い形で活用されそうです。