【参院選2022】公示日から序盤戦、候補者はどのようなことをツイートしていた?(6月22日~6月27日)

6月22日に公示を迎えた参院選。候補者は選挙期間の序盤にどのようなことをツイートしていたのでしょうか。
選挙ドットコムでは、参院選候補者が序盤にどのようなツイートをしていたのか、テキストマイニングツールで調査しました。

候補者全体

まず候補者全体を見てみると、「選挙」「参議院」といった参院選をイメージさせる単語が多かったり、「投票」「演説」「お願い」のような選挙戦が始まったことを実感できる文字が目立ちました。
「ポスター」「貼る」という単語があるのは、支援者が掲示板にポスターを貼っている写真がツイートされたのでしょうか。「投稿」「スタッフ」という単語で、スタッフも一生懸命ツイートを手伝っていることがわかります。

党派別一覧

今回取り扱う各党派は、参議院の議席を有し、今回の参院選で複数の候補者を擁立した国政政党です。それ以外の党・団体については諸派としてまとめています。
各党派が序盤戦でどのようなツイートをしているのか、見ていきましょう。

自由民主党

「街頭」「演説」、「参議院」「選挙」といった選挙戦を表す言葉のほかには、候補者名が書かれたツイートが多かったようです。比例代表の候補者名が特に多くなっています。
政党名はあまりツイートされていないようで、個人名を積極的に出していく戦略なのかもしれません。
なお、参院選の候補者ではない河野太郎氏の名前を見つけることができるのは、Twitterでの知名度の表れといえるかもしれません。

公明党

やはり選挙戦をイメージする単語が並んでいるほか、「おはよう」「ありがとう」といったあいさつや、「全力」「走りぬく」のような決意表明のツイートがありました。
「動画」「ご覧」は、動画コンテンツを積極的に案内しているようで、ネット選挙に力を入れていることがわかります。

立憲民主党

「政治」「変える」という言葉から、与党への対決姿勢がうかがえます。「物価高」「戦う」、「自由」「表現」「守る」という単語もあり、党の姿勢を積極的に訴えているようです。
また、激戦が予想される選挙区の候補者名が多くツイートされ、支持獲得に熱意を燃やしていることがわかります。

日本共産党

「平和」「憲法」「減税」のような、党の姿勢を表す言葉を積極的に発信しています。
候補者名のほかに、志位和夫委員長や小池晃書記局長の名前も見つかり、積極的に応援演説の告知を行っていることがわかります。

日本維新の会

候補者名を積極的に発信しているほか、藤田文武幹事長の名前も目につきます。
また、金融所得課税の減税を訴える候補者が、政策を広めようとツイートを重ねていることもわかります。

国民民主党

「給料を上げる」という党の政策が積極的に発信されています。「名刺」「作戦」という単語が見つかり、名刺を配る作戦が話題になっているといえるでしょう。また、玉木雄一郎代表の名前も目につきます。

れいわ新選組

党の方針である「消費税廃止」というフレーズが多く発信されているようです。
「staff」「投稿」、「ボランティア」「貼る」という単語からは、支援者がアピールのために積極的に活動していることがわかります。

社会民主党

「平和」「憲法」といった党の基本方針を表す単語のほか、「同性婚の実現」「生活保護」という政策の訴えが目立ちます。
「どっこい」という単語が見つかるのは、「どっこい社民党」というキャッチフレーズが発信されていることが理由のようです。

NHK党

党の基本方針にかかわる「NHK」に関する単語のほか、話題の候補者の名前が多く発信されています。
政見放送予定についてのツイートもあり、政見放送で強くアピールしようという姿勢を見せたということでしょう。

諸派

候補者名を前面に出していたり、党・団体の名前を大きく発信していたりと、それぞれ戦略の違いが見て取れます。

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