建設会社グローバル・アーバン破産へ 負債額は約13億円 コロナも影響

 帝国データバンク横浜支店によると、建築会社グローバル・アーバン(横浜市鶴見区)が30日までに、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。申請時点での負債額は約13億1994万円。

 同社は1994年の設立後、まもなく休眠状態に。2004年、建築工事や環境機器卸を事業目的に再開した。首都圏を営業エリアに介護・福祉施設やマンションの新築、改修工事を手がけ、16年3月期には約22億4600万円の売上高を計上した。

 しかし、徐々に受注減に直面。新型コロナウイルス禍で現場の一時休止や資材の遅れが出て、21年3月期は約1億3600万円の最終赤字に陥った。資金繰りが厳しく、今年5月末には事業を停止。事後処理を弁護士に一任していたという。

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