埼玉県などは30日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1172人確認したと発表した。感染者数が千人を上回ったのは昨日以来2日連続。1週間平均は743.1人。死亡者はなかった。県はまた、オミクロン株派生型「BA・4」の県内感染を今週初めて確認したと発表した。
感染者の内訳は県発表が663人。さいたま市285人、川口市が123人、川越市58人、越谷市43人。これまでに確認された感染者は56万9676人（チャーター便帰国含む）、死者は1663人（30日午後7時現在）。
29日夜時点の重症者は0人、感染者の入院は189人、ホテル療養269人、自宅療養4365人。退院・療養終了は56万925人。
県管轄で詳細が判明した感染者は未就学児～80代の男女663人、うち、みなし陽性は8人。クラスター（感染者集団）関連では、これまでに8人の感染が確認されていた児童施設1施設で新たに児童1人が感染した。会食で感染が疑われるのは20～50代の男女9人。ワクチンを3回接種していた10～80代の男女187人、2回接種していた未就学児～80代の男女159人が感染した。県教育局によると、県立学校1校で児童生徒8人が感染し、学年閉鎖1件を実施した。
変異株の確認は今週、「BA・5」に感染した10歳未満～60代の男女14人、「BA・2.12.1」に感染した10歳未満～60代男女4人、「BA・4」に感染した50代女性1人。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女285人。保育園に通う男児が中等症と診断されたが、現在は症状が落ち着いているという。年代別では10歳未満が66人と最多だった。
川口市によると、新たな感染は10歳未満から90代の男女123人。保育園では1園で保育士が感染し当分の間の全面休園に。保育園2園が全面休園中。
川越市によると、未就学児を含む10歳未満～60代の男女58人の感染を確認した。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～70代の男女43人。
