中国製造業PMI、6月は50.2 節目回復

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中国製造業PMI、6月は50・2 節目回復

 26日、海油工程天津スマート化製造基地の鉄骨構造プレ製造ラインで、溶接ロボットを操作する従業員。(天津=新華社記者/趙子碩)

 【新華社北京6月30日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会(CFLP)が30日発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2で、前月から0.6ポイント上昇した。3カ月連続の景気縮小局面から抜け出し、好不況の節目となる50を回復した。

 同センターの趙慶河(ちょう・けいか)高級統計師は、国内における新型コロナウイルス感染状況の改善、経済安定化に向けた包括的政策の迅速な実施と効果発揮に伴い、中国経済全体の回復が加速したとの見方を示した。趙氏の解説は次の通り。

 調査対象21業種のうち、PMIが50を上回ったのは13業種だった。製造業の景況感は改善され、プラス要素の蓄積が進んだ。

 生産需要の回復が加速した。企業活動の再開が進んだことで、抑制されていた生産需要が急速に高まった。生産指数は前月から3.1ポイント上昇し52.8、新規受注指数は2.2ポイント上昇し50.4となり、いずれも節目を回復した。業種別では、自動車や汎用設備、専用設備、コンピューター・通信・電子機器などの生産指数と新規受注指数がいずれも54.0以上となり、生産需要の回復速度が製造業全体を上回った。物流円滑化などの政策措置が顕著な効果を発揮したことで、サプライヤー納期指数は51.3と前月から7.2ポイント上昇した。

中国製造業PMI、6月は50・2 節目回復

 22日、中車チチハル車両の工場で作業する従業員。(チチハル=新華社記者/王建威)

 企業規模別では、大型企業と中型企業のPMIが節目を上回った。大企業PMIは50.2と2カ月連続で節目以上となり、中型企業PMIは51.3と前月から1.9ポイント上昇し、節目を回復した。小型企業PMIは48.6と1.9ポイント上昇。回復ペースは相対的に遅れているが、景況感は改善している。

 ハイテク製造業と設備製造業の回復が加速した。ハイテク製造業PMIは52.8、設備製造業PMIは52.2で、前月からそれぞれ2.3ポイント、3.3ポイント上昇した。消費財業界PMIは50.9で0.7ポイント上昇した。エネルギー多消費型業界は48.3で前月から1.7ポイント低下。製造業全体を1.9ポイント下回り、景気水準は全体的に低かった。

 企業の見通しはやや改善した。生産経営活動期待指数は55.2と前月を1.3ポイント上回り、3カ月ぶりの高水準となった。業種別では、食品・酒類・飲料・高級茶葉、自動車、鉄道・船舶・航空・宇宙機器などが60を超えた。一方で、繊維、石油・石炭・その他燃料加工、鉄系金属精錬・圧延加工などは引き続き節目を下回った。

 6月は製造業の回復基調が続いたが、受注不足を指摘した企業は依然49.3%を占めており、市場需要の弱さが今も製造業の直面する主な問題となっている。また、出荷価格指数が46.3まで低下し、2カ月連続で節目を下回ったことで、一部の企業は利幅が圧縮され、経営圧力が高まった。

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