南野拓実が加入したモナコ「この10年のベストイレブン」

夏のマーケットで南野拓実を獲得したモナコ。フランスリーグでは古豪として知られるが、2010年代前半には2部に降格していた時期もあった。

今回は、そのモナコの近年のベストイレブンということでこの10年間に所属していた選手を11名選んでみた。ちなみに現状逮捕されている選手は除外している。

GK:ダニイェル・スバシッチ

モナコ所属:2012~2020年

現所属:ハイデュク・スプリト

2016-17シーズンにモナコが17年ぶりのリーグタイトルを獲得したときに守護神を務めていたクロアチア代表GKスバシッチ。2部を戦っていた2012年にはなんと直接フリーキックでゴールを決めて大きな話題にもなった。

右SB:ジブリル・シディベ

モナコ所属:2016~2022年

現所属:フリー

今季限りでモナコを退団することになったフランス代表サイドバック。トロワとリールで活躍した後、2016年にモナコへと加入して右サイドに定着。左でも起用されるなどユーティリティ性も見せていた。2019年にはエヴァートンに貸し出されたが、その後モナコに復帰している。

CB:カミル・グリク

モナコ所属:2016~2020年

現所属:ベネヴェント

それほど長い間モナコに所属したわけではないが、2016-17シーズンのリーグアン制覇に大きく貢献したポーランド代表センターバック。ピッチの内外で高いリーダーシップを発揮し、成功に不可欠な役割を果たした。

CB:アンドレア・ラッジ

モナコ所属:2012~2019年

現所属:引退

2010年代にモナコで最も大きな貢献をしたディフェンダーの一人。イタリアではエンポリやサンプドリア、ボローニャなど中堅クラブでプレーしたのみだが、2012年にモナコに加入してサイドバックとセンターバック両方をこなした。1部昇格、リーグアン優勝に貢献した。

左SB:レイヴァン・クルザワ

モナコ所属:2010~2015年

現所属:パリ・サンジェルマン

もはやパリ・サンジェルマンのイメージしかないかもしれないが、クルザワが育ったのはモナコの下部組織だった。生え抜きの選手として10代でデビューし、4年目でレギュラーに定着。2シーズン活躍したあとに2300万ユーロで買われていった。

DMF:ファビーニョ

モナコ所属:2013~2018年

現所属:リヴァプール

リオ・アヴェからレアル・マドリーに貸し出されたあと、そのままモナコにやってきたファビーニョ。今はボランチとして活躍しているが、フランスでサイドバックから中盤にコンバートされて大ブレイクを果たした。PK職人としても活躍。

CMF:ジョアン・モウティーニョ

モナコ所属:2013~2018年

現所属:ウォルヴァーハンプトン

スポルティング・リスボンの生え抜き選手として大ブレイクし、それからFCポルトへの禁断の移籍をしてさらに才能を開花させたジョアン・モウティーニョ。ハメス・ロドリゲスとともにモナコへ移籍し、5シーズンにわたって絶対的なボランチとして活躍した。35歳になった現在もウォルヴァーハンプトンで存在感を発揮している。

CMF:ベルナルド・シウヴァ

モナコ所属:2014~2017年

現所属:マンチェスター・シティ

ティエムエ・バカヨコやハメス・ロドリゲス、トマ・レマールも捨てがたいところだが、しかしベルナルド・シウヴァを外せるはずもない。それほど所属期間は長くないものの、ベンフィカから加入したあとですぐにレギュラーに定着し、ロニー・ロペスとともに強烈な2列目を形成した。

FW:キリアン・エムバペ

モナコ所属:2015~2018年

現所属:パリ・サンジェルマン

モナコの下部組織で育成されたキリアン・エムバペ。16歳でプロデビューし、2年目からレギュラーに定着。圧倒的なスピードを生かして攻撃の中心となり、パリ・サンジェルマンに巨額で買い取られていった。

FW:ウィサム・ベンニェデル

モナコ所属:2019年~

現所属:モナコ

唯一現在も所属している選手であるが、もはやこのベストイレブンに入れても構わないだろう。2019年にセビージャから加入し、3シーズンでなんと63ゴールを奪取。キャプテンとしてピッチ内外でリーダーシップも発揮しており、もはや欠かせないスター選手となっている。

FW:ラダメル・ファルカオ

モナコ所属:2013~2019年

現所属:ラージョ・バジェカーノ

【写真】南野拓実の新天地!モナコの「最高にかっこいいユニフォーム」10選

稀代の点取り屋であったファルカオがキャリアで大きな挫折を経験したのが、モナコでの6年間だった。2014年1月に前十字靭帯を断裂してワールドカップ出場を逃し、さらにマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーへのローン移籍でも成功せず。2年半の苦戦を経て復帰し、ようやく2016-17シーズンに復活。それからは圧倒的な得点力を発揮し、再びエースに君臨した。

© 株式会社ファッションニュース通信社