【ミャンマー】中国製ワクチン供与、ASEAN人道支援で[政治]

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中国政府の支援で新型コロナウイルスワクチン200万回分がミャンマーに供与された=6月30日、ミャンマー・ヤンゴン(カンボジア外務省提供)

カンボジア外務省は6月30日、東南アジア諸国連合(ASEAN)のミャンマーでの人道支援の一環として、中国製の新型コロナウイルスワクチン200万回分を供与したと発表した。ASEANのミャンマー問題特使を務めるプラク・ソコン副首相兼外相らが、同日に最大都市ヤンゴンで執り行われた式典に出席した。

プラク・ソコン氏は式典で、「人道支援に色をつけてはならない」と話した。ミャンマー国外を含む全ての関係者が政治的思惑の違いを忘れ、状況の改善に努めるべきだとの見解を示した。

ミャンマーでは、国軍が昨年2月のクーデターで実権を握った。同年4月にはASEANとミャンマー軍事政権が、ASEAN人道支援調整センター(AHAセンター)を通じた同国への人道支援を含む5項目を履行することで合意。今回のワクチン供与は、合意の履行の一環という。

提供されたワクチンは、「支援が行き届かない地域」にも提供するという。国軍を通じた人道支援を巡っては、国軍に対立する勢力が公平性に欠くと反発している。