地場産品販促へ地域商社「コレトチ」設立 足銀核に県内4社出資 8月予定

 足利銀行(清水和幸(しみずかずゆき)頭取)と県内の地場3社は30日までに、共同出資で地域商社「コレトチ」を設立する方針を固めた。営業力やマーケティング力、情報発信に強みを持つ4社が連携し、優れた商品やサービスを持つ地域事業者の販路拡大などを支援し、地域経済の活性化につなげる。販売受託や電子商取引(EC)サイトの運営、新商品の開発支援などに取り組む。8月2日に設立する予定。

 共同出資するのは下野新聞社(宇都宮市、若菜英晴(わかなえいせい)社長)、総合印刷・地域情報誌発行の鈴木印刷(同、鈴木晴久(すずきはるひさ)社長)、ウェブサイト・システム開発のカテル(同、渡辺博昭(わたなべひろあき)社長)。本社は宇都宮市桜4丁目の足銀本店に置く。

 資本金は1億円で、出資比率は足銀68%、下野新聞社12%、鈴木印刷とカテルが各10%。従業員は5人程度を想定している。

 コレトチが先行して取り組むのは、地域産品の営業と販売事業。農業者や食品加工業者などから商品を仕入れ、小売業や飲食店などへ販売する。

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