【きらら浜 野鳥手帖】 No.40「ハヤブサ」

ハヤブサ目 ハヤブサ科 [全長]オス42cm、メス49cm [時期]一年中見られる留鳥

 ハトより一回り大きい鳥で、かつてはタカの仲間とされていましたが、近年のDNA解析により、ハヤブサの仲間として独立しました。タカと違い、翼の先がとがって見えるのがハヤブサの仲間の特徴です。背面は黒っぽく、腹面は白色で細かい縞模様があり、目の下に黒い班があります。

 ハヤブサのエサは、ドバトやヒヨドリなどの鳥です。飛んでいる獲物を急降下しながら蹴り落としたり、蹴り上げて空中で捉えたりします。その時のスピードがとても速く、時速300キロメートル以上出るともいわれており、世界一速い鳥としても有名です。また、小惑星探査機の名前にも使われています。

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