ピーター・バラカンの音楽映画祭『Peter Barakan’s Music Film Festival 2022』が9月2日(金)から9月15日(木)まで角川シネマ有楽町にて開催される。 その上映作品第1弾が発表された。
上映作品
<日本初公開作品>
『アメリカン・エピック エピソード1 ザ・ビッグ・バン 元祖ルーツ・ミュージックの誕生』 『アメリカン・エピック エピソード2 「血と土」過酷な労働から生まれたブラック・ミュージック』 『アメリカン・エピック エピソード3 多⺠族音楽国家アメリカ』 『アメリカン・エピック エピソード4 セッションズ』 『バビロン デジタルリマスター版』 『ブリング・ミンヨー・バック!』 『ルンバ・キングズ』 『ブリティッシュ・ロック誕生の地下室』
<その他>
『タゴール・ソングス』 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』 『ディーバ デジタルリマスター版』 『⻩金のメロディ マッスル・ショールズ』 『アメリカン・ユートピア』
電気による録音が可能になった1925年から、アメリカ各地の住⺠を視野に入れたレコードが作られるようになった。そのプロセスを描いた4部作のドキュメンタリー
『アメリカン・エピック 全4エピソード』
では、フォーク、カントリー、ブルーズ、ジャグ・バンド、ゴスペル、ケイジャン、ネイティヴ・アメリカン、ハワイアン、ラテンの世界を掘り下げ、エピソード4では甦らせた20年代の機材で現役世代のミュージシャンたちが当時の曲を再現する姿が記録されている。
1980年代のロンドンのレゲエ・シーンを舞台にした
『バビロン デジタルリマスター版』
、今年惜しくも亡くなったジャン=ジャック・べネックスの傑作
『ディーバ デジタルリマスター版』
、ワールドプレミア上映となる⺠謡クルセイダーズのドキュメンタリー作品
『ブリング・ミンヨー・バック!』
、イギリスのロックが誕生したロンドン⻄部にあった地下室(「イーリング・クラブ」)についてのドキュメンタリー作品
『ブリティッシュ・ロック誕生の地下室』
、ノーベル文学賞を受賞した詩人として有名なラビンドラナート・タゴール。インドの特にベンガル地方では彼が作曲した数々の歌は時代が大きく変わった今も驚くほど広く歌い継がれている。そのドキュメンタリー作品
『タゴール・ソングス』
、今年のアカデミー賞・⻑編ドキュメンタリー賞&グラミー賞 最優秀ミュージック・フィルム賞のW受賞をしたクエスト・ラブ監督作
『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
。
アメリカ南部アラバマ州の僻地で1960年代初頭につくられたレコーディング・スタジオからソウル・ミュージックの多くのヒットが生まれた物語のドキュメンタリー
『⻩金のメロディ マッスル・ショールズ』
、昨年話題を呼んだスパイク・リー×「トーキング・ヘッズ」のデイヴィッド・バーン映画
『アメリカン・ユートピア』
、アフリカのコンゴで1950年代にキューバのラテン音楽に独自の解釈を加えたミュージシャンたちは祖国に新たなアイデンティティをもたらした音楽についてのドキュメンタリー
『ルンバ・キングズ』
の上映が決定。
ピーター・バラカン コメント
去年めでたく初の音楽映画祭を開催して、とてもいい感触を得られました。そこで調子に乗って第2回の開催です。今回は日本初公開の作品がいくつかあり、昨年の話題作もライン・アップに加えました。ジャンル的に多岐にわたったライン・アップになっています。ロック、ルーツ・ミュージック、ソウル、ジャズ、レゲェ、アフリカ、インド、日本の⺠謡、クラシックまで扱った様々な映画を集めました。音楽好きの映画ファン、映画好きの音楽ファン、共に好奇心を刺激する作品が揃っていると思います。東京の開催が終わった後地方でも展開する予定です。上映希望の映画館があればぜひご連絡ください。