「サハリン2」ロシア側に 大統領令で新会社、日本撤退も

ロシアのプーチン大統領は6月30日、日本企業も出資する極東サハリンの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の全ての資産などを引き継ぐ新たな運営主体となる会社の設立を命じる大統領令に署名した。事業に出資している日本企業が撤退を迫られる可能性もあり、木原誠二官房副長官は1日の記者会見で「わが国の資源に関わる権益が損なわれるようなことがあってはならない」と述べた。

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