中国の再エネ消費量、21年は石炭換算7億5千万トン

© 新華社

中国の再エネ消費量、21年は石炭換算7億5千万トン

 12日、甘粛省敦煌市の光電産業パークで実施されている蘭州大成敦煌50メガワット溶融塩フレネル型太陽熱発電モデルプロジェクト。(敦煌=新華社配信/張暁亮)

 【新華社北京7月1日】中国の水電水利規画設計総院がこのほど発表した「中国再生可能エネルギー発展報告2021」によると、中国の21年の再生可能エネルギー消費量は標準炭換算で7億5千万トンとなり、一次エネルギー消費総量の14.2%を占めた。二酸化炭素(CO2)の排出削減量は19億5千万トンで、CO2排出量の2030年までの減少転換(ピークアウト)と60年までの実質ゼロを目指す「双炭」目標の達成に向けた基礎を築いた。

中国の再エネ消費量、21年は石炭換算7億5千万トン

 13日、水門を開け放流する福建省の水口水力発電所。(福州=新華社記者/林善伝)

 同院の李昇(り・しょう)総経理によると、中国の21年の再エネ設備容量は10億キロワットを超え、全国の電力設備容量の44.8%を占めた。水力発電や揚水発電、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電などの設備容量はいずれも世界一となっている。同年の再エネ発電量は2兆4800億キロワット時で、全発電量の29.7%を占めた。再エネの設備利用率は絶えず増加しており、年間の設備利用率は水力発電が97.9%、風力発電が96.9%、太陽光発電が98.0%に上る。

中国の再エネ消費量、21年は石炭換算7億5千万トン

 20日、中国発電大手、中国華電集団傘下の四川塩源華電新能源が塩源県棉椏(めんあ)鎮に建設した涼風坳(りょうふうおう)風力発電所。(塩源=新華社記者/江宏景)

 再生エネ設備容量の21年の建設状況を見ると、水力発電は新規稼働が1800万キロワット。建設中は3800万キロワットで、うち新規認可は360万キロワットとなった。風力発電は4757万キロワットが新たに送電網に接続し、うち洋上風力発電は1690万キロワットだった。太陽光発電は新設が5493万キロワット、バイオマス発電は新規の送電網接続が808万キロワットと過去最高を更新した。揚水発電所は現時点で2億キロワット超が建設準備段階にある。

中国の再エネ消費量、21年は石炭換算7億5千万トン

 8日、青海省海西モンゴル族チベット族自治州徳令哈(デリンハ)市の太陽光(太陽熱)発電産業パークにある青海中控太陽能発電の青海中控デリンハ50メガワット太陽熱発電所。(小型無人機から、西寧=新華社記者/范培珅)

 同報告によると、21年末時点の水力発電の設備容量は3億5400万キロワット、揚水発電は3639万キロワットで、水力発電の年間発電量は1兆3400億キロワット時だった。風力発電の設備容量は3億2800万キロワットで、年間発電量は6556億キロワット時、太陽光発電は設備容量が3億600万キロワットで、年間発電量が3270億キロワット時だった。バイオマス発電は設備容量が3798万キロワットで、年間発電量が1637億キロワット時となった。

中国の再エネ消費量、21年は石炭換算7億5千万トン

 17日、寧夏回族自治区霊武市で建設が進む「3×5.98メガワット分散型フロート式太陽光発電プロジェクト」。(小型無人機から、銀川=新華社記者/王鵬)

 国家能源(エネルギー)局新エネルギー司の熊敏峰(ゆう・びんほう)副司長は、中国の再エネ設備容量は5月末時点で11億キロワットを超え、過去最高を更新したと説明。再エネの急速な発展はクリーンで低炭素、安全で高効率なエネルギーシステムの構築に大きく寄与していると述べた。