静岡県内路線価 0.7%減 14年連続下落

相続税や贈与税を算出する際に基準となる土地の価格「路線価」が7月1日公表されました。静岡県内全体の平均は、2021年に比べ0.7%のマイナスで14年連続の下落となりました。

路線価は道路に面した土地1平方メートルあたりの価格です。県内で最も高かった地点は、43年連続で静岡市葵区の紺屋町名店街呉服町通りの114万円で、2021年に比べると1.7%下落しています。

地域の変動率を見ますと、静岡県内で最も上昇したのは熱海市田原本町の平和通りで、2021年に比べて+5.9%に、最も下落したのは、沼津市大手町の市道3654号線通りで−3.7%でした。県内全体の平均は、2021年に比べ0.7%のマイナスで14年連続の下落となりました。

今回の結果について不動産鑑定士の木村満義さんは、「コロナ禍でも人が集まるところが価値を高めている」と分析しています。

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