大原美術館 入館者数制限なしに 観光客ら自由に歩き名画鑑賞

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マスクを着け、自由に名画を鑑賞する入館者

 新型コロナウイルス対策で、入館者数などを制限していた大原美術館(倉敷市中央)は1日、通常スタイルに近い営業に戻した。観光客らは館内を自由に歩き、マスク姿で珠玉の名画を鑑賞した。

 2020年8月から10~15分間隔で10~30人ずつの入館とし、一方通行の鑑賞を求めてきたが、国のコロナ対処方針の変更を受けて改めた。今後もマスクの着用は求め、密度によって入館を制限することもあるという。

 入館者らはエル・グレコの「受胎告知」やモネの「睡蓮(すいれん)」などを見て回り、観光で初めて訪れた米ネバダ州の中学校教諭の女性(50)は「大好きな睡蓮を規制なく鑑賞でき英気を養えた」と笑顔だった。

 コロナ対策などとして、入館者がスマートフォンでQRコードを読み取り、音声案内を聞けるサービス(1回3時間、600円)もこの日から開始。日本語、英語、中国語、韓国語に対応し、約15作品を解説する。

 森川政典副館長は「コロナ禍で美術館の鑑賞スタイルも変化しているが、気軽に足を運んでほしい」と話した。