お金の管理方法の見直し、おすすめのポイントをFPが解説

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貯蓄や資産運用の状況を確認

まずは2022年の1~6月まで、しっかりと貯蓄ができていたかチェックします。思うように貯蓄ができていなかった場合は、お金が貯まる仕組み作りから見直していきましょう。

貯蓄を成功させるためには、毎月の給与が振り込まれた段階で貯蓄分をすぐに別口座に移してしまう「先取り貯蓄」がおすすめです。銀行の自動振替サービスを利用するなどして、毎月の貯蓄分を先に確保する仕組みを整えましょう。

それに加えて、2022年になってから毎月の生活費が足りず、貯蓄用の口座からお金を引き出していた場合は、何にどのくらいお金を使っていたか把握しておく必要があります。支出が増えた理由を確認して家計の見直しを行い、使ってしまった貯蓄分はボーナスなどで補てんしておくと安心でしょう。

また、毎月の貯蓄の計画に無理がある可能性も考えられるため、例えば先取り貯蓄をしている場合、貯蓄に回す金額を少し減らしてみるなど工夫も必要となります。なお、つみたてNISAやiDeCoを活用して資産運用を行っている人は、この半年間の運用状況を確認しておきましょう。

2022年はロシアによるウクライナ侵攻などにより、市場や世界経済が大きく揺れています。もしかすると、2022年前半は思うように資産運用の利益が出ておらず、焦りや不満を感じる方もいるかもしれません。

しかし、長期的な目線でみれば、いずれ市場は落ち着き、安定することが考えられるので、ここは我慢のときといえます。引き続き積立投資を続けて、コツコツとお金を運用していきましょう。

残り半年のお金の計画

次に、2022年後半に予定している大きな支出を確認しておきます。

新型コロナウイルスも少し落ち着き、夏休みや秋の大型連休などに旅行に出掛けることを考えている人もいるかもしれません。交通費や宿泊費など、大体いくらの予算を使うことができるのか確認しておくと、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。

また、受験生のお子さんがいる家庭では、夏期講習の費用のほか、受験にかかる費用などを早めにチェックしておきましょう。予備校にもよりますが、夏期講習は20万円近くかかるケースもあります。

今まで貯蓄してきた教育費で足りるのか、貯蓄のペースはこのままで大丈夫か、今後に予定している支出を基に一度見直しておくといいでしょう。

ふるさと納税もチェック

2022年のふるさと納税をまだ利用していない人は、税額控除の対象となる上限枠を12月までに使い切ることができるように、計画的に活用していきましょう。

ふるさと納税では寄付金額に応じた返礼品を受け取れますが、果物や野菜などの食材は申込期間が限定されているケースがあるので、おいしい旬の季節を逃さないようにしてください。

また、コーヒーメーカーやロボット掃除機など人気がある返礼品の場合、一時的に在庫切れとなることがあります。特に、ふるさと納税の駆け込み需要が増える12月にかけて、受け付けを終了する返礼品も多くなる傾向があるため、年末に慌てることがないように早めに申し込んでおくと安心です。

まとめ

あっという間に2022年も半分が終わりました。

残り半年となったこのタイミングで、貯蓄や資産運用の状況のほか、これから必要となる支出など、家庭のお金の管理について一度チェックしておくことをおすすめします。

今回紹介した内容を参考にしながら、家計の点検をはじめ、ふるさと納税の活用などもぜひ検討してみてください。

執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者