「このままでは日本のオオサンショウウオが消滅…」 “交雑種” 広島県内で初確認

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国の特別天然記念物、オオサンショウウオと中国由来のオオサンショウウオが交配した「交雑種」が、県内で初めて確認されたと広島市と安佐動物公園、広島大学が発表しました。

「交雑種」と確認されたのは今年5月、広島市の八幡川付近で見つかった5匹のオオサンショウウオです。

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外見上の特徴から広島市が広島大学にDNA鑑定を依頼した結果、「交雑種」と確認されたということです。5匹のうちメスが4匹でオスが1匹…。大きさはおよそ80センチでいずれも30年以上、生きているとみられ、母親が日本、父親が中国のオオサンショウウオから生まれた第一世代であるとみられるということです。

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中国のオオサンショウウオは日本のものと比べて大きいとされ色や模様も違うということです。

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では、どのようにして中国から入ってきたと考えられるのでしょうか。

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広島市文化振興課 平田太文化財担当課長
「1970年代、ワシントン条約で商業取引が禁止される前の時代、中国から漢方薬とか食用ということで、日本の業者が中国から輸入していた時期があると聞いていて、その輸入した中国オオサンショウウオの一部が何らかの形で水槽から逃げ出して、河川に逃げ込んで野生化した可能性は考えられる」

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広島市では今後、安佐動物公園と広島大学の協力を得て、八幡川の実態調査を行うことにしています。

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日本オオサンショウウオの会 桑原一司前会長
「全国のあちこちで見つかるようなことがあったら、本当に日本のオオサンショウウオの消滅につながっていく」

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日本のオオサンショウウオと中国由来のオオサンショウウオの「交雑種」は、京都府や奈良県、三重県、岡山県で見つかっているということです。