県議政活費の返還率27.1% 21年度、2年連続で減少

岡山県庁

 2021年度に県議に支給された政務活動費(政活費)の収支報告書が1日に公開された。55人(うち1人は昨年10月に自動失職)に対する支給総額(2億2925万円)のうち、使われずに返還されたのは6205万2482円。返還率は前年度より1.1ポイント低い27.1%で、2年連続で減少した。

 政活費は1人月額35万円(年間420万円)。会派別の平均返還額は、自民(38人)が85万円、立憲民主や国民民主、連合系議員らでつくる民主・県民クラブ(8人)が177万円、公明(5人)が231万円、共産(2人)が89万円。無所属の2人を含む48人が残金を返し、返還の最多額は348万2755円だった。全額を支出したのは7人。会派別では6人が自民、1人が民主・県民クラブ。

 政活費は県政に関する調査研究や資料作成などの経費に充てることができる。県議会は19年度から主な使途を記載した収支報告書をホームページで公開。報告書に添付する領収書は、27年4月末まで県議会事務局で閲覧できる。

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