マイナポイント最大2万円分もらうためにすべきこと、必要な3つの手続きと具体的な手順を解説

2022年6月30日より、マイナンバーカードの取得者が条件を満たせば最大で2万円分のポイントがもらえる「マイナポイント」の第2弾が本格スタート。みなさん、もう手続きは済みましたか? 1人2万円のポイント還元は大きいですよね。

今回は、マイナポイント最大2万円もらうためにすべき3つの手続きと、マイナポイント第2弾申込みの具体的な手順について、紹介します。


マイナポイント2万円分をもらうための3つの手続き

マイナポイントは、電子マネー・QRコード決済・クレジットカードなどのキャッシュレス決済で利用できるポイントです。「マイナポイント」というポイントがもらえるのではなく、自分で選んだキャッシュレス決済のポイントとしてもらうことができます。

マイナポイントを最大2万円分もらうには、3つの手続きが必要です。

(1)マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントを申請……最大5,000円分
まだマイナンバーカードを申し込んでいないならば、まずはマイナンバーカードを新たに取得するところから。マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントを申請したあと、選んだキャッシュレス決済でチャージまたは買い物をすると、最大でチャージ・買い物した金額の25%(上限5,000円)分のマイナポイントが受け取れます。つまり、2万円のチャージまたは買い物をすれば5000円分のマイナポイントがもらえるというわけです。

ただし、2020年から実施されたマイナポイント第1弾でマイナポイントを受け取った方は、この5,000円分のマイナポイントの対象外です。すでにマイナンバーカードを持っているものの、まだこの5,000円分のマイナポイントを受け取っていない場合は対象なので、マイナポイントを受け取れます。

マイナンバーカードは、郵送・パソコン・スマホ・まちなかの証明写真機で申請可能。申込書(申込みフォーム)に必要事項を記載し、顔写真を添えて申込みます。

不備がなければ追って郵送で交付通知書が届きます。交付通知書・マイナンバーの通知カード・本人確認書類を持って期限内に交付場所(住んでいる自治体の役所など)に行き、暗証番号を設定したうえで直接受け取ります。

(2)マイナンバーカードに健康保険証の利用登録を行う…7,500円分
2021年10月から、マイナンバーカードが健康保険証「マイナ保険証」として本格的に利用できるようになりました。利用できる医療機関も、徐々に増えてきています。マイナンバーカードに健康保険証の利用登録を行うと、7,500円分のマイナポイントがもらえます。

マイナンバーカードの健康保険証の利用登録は、マイナンバーカード保有者向けサイト「マイナポータル」からスマホ・パソコンで手続き可能。マイナンバーカードを読み込ませ、暗証番号を入力することで完了します。スマホの手続きのほうが手軽でおすすめです。

(3)マイナンバーカードに公金受取口座の登録を行う…7,500円分
公金受取口座とは、マイナンバーとともに国に登録する口座のことです。公金受取口座を登録しておくと、国からの給付金を簡単に受け取れるようになる予定です。そのうえ、今ならマイナポイントが7,500円分もらえるので、お得ですね。

公金受取口座の登録も、保険証利用と同じくスマホ・パソコンを使用してマイナポータルより行います。マイナンバーカードを読み込ませ、氏名・生年月日・住所などの情報と、公金受取口座の情報を入力することで登録完了します。

マイナポイントの申込み手順

ここまで紹介した3つの手続きをしたら、いよいよマイナポイントの申込みです。マイナポイントの申込みの手続きも、スマホ・パソコンでできます。筆者は、マイナポイント第1弾をPayPayで受け取っていたので、ここでは残りの「健康保険証登録」「公金受取口座登録」の計1万5,000円分のマイナポイントをスマホで受け取る手順を紹介します。

(1)マイナポイントのサイトにアクセス

総務省のマイナポイントのウェブサイトにアクセスし、「申込みをはじめる」→「申込む」を選択します。

(2)マイナンバーカードを読み取る

マイナンバーカード取得時に設定した数字4桁の暗証番号を入力し、マイナンバーカードをスマホに読み込ませます。

(3)受け取るマイナポイントを選択する

「健康保険証としての利用申込み」と「公金受取口座の登録」のチェックを入れ、画面下側にある「2つ選んで次へ」のボタンを選択します。筆者の場合、マイナポイント第1弾(マイナンバーカードの新規取得)はすでに受け取っているので「対象外」と表示されています。

(4)マイナポイントを受け取る決済サービスを確認

マイナポイントを受け取る決済サービスは、原則としてマイナポイント第1弾と同じにする必要があり、変更ができません。決済サービスを確認し、「OK」を選択します。
なお、すでにマイナポイントの申込みの受付や付与を終了した決済サービス(LINE Pay、メルペイ、PASMO、WAONなど)を第1弾で利用していた場合は、第2弾で別の決済サービスを選ぶことができます。

(5)決済サービスの情報を入力

指示に従って、決済サービスの情報を入力します。PayPayの場合、決済サービスIDとセキュリティコード1はトップページのマイナポイントのアイコン→「新しい特典を一括で申し込む」→「決済サービスIDを使って申し込む」と選択すると表示されました。

(6)申込み内容・規約の確認

ここまでの申込み内容や、マイナポイントの利用規約・健康保険証の利用規約などが表示されるので、確認後「同意して次へ」「同意して申込む」を選択します。

(7)申込み完了

以上で申込み完了です。「申込み状況を確認」からは、キャンペーンの申込み状況を確認できます。

マイナンバーカードの申請期限・マイナポイントの申込み期限に要注意!

以上の手続きをすれば最大2万円分、マイナポイント第1弾をすでに受け取った方でも1万5,000円分のマイナポイントが受け取れます。

ただし、マイナンバーカードの申請とマイナポイントの申込みには、それぞれ期限がある点には注意してください。まだマイナンバーカードを持っていない人がマイナポイントを受け取りたい場合は、2022年9月末までにマイナンバーカードを申し込む必要があります。また、マイナンバーカードを持っていても、2023年2月末までにマイナポイントを申し込まなくてはマイナポイントが受け取れません。

したがって、マイナンバーカードをまだ作成しておらず、マイナポイントを手に入れたいのであれば、なるべく早くマイナンバーカードを申込むのがおすすめ。マイナンバーカードは、申込みから取得まで、1か月程度の時間がかかります。マイナポイントの影響で新規の申込みが増えれば、さらに時間がかかることも考えられます。

保険証登録と公金受取口座の口座は、マイナンバーカードがあればすぐにできますが、マイナンバーカードを持っていないなら、何よりまずはマイナンバーカードの取得から。早めに手続きをしておきましょう。誰でももらえる最大2万円のポイントなのですから、有効活用したいですね。

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