岡山で大型観光キャンペーン始まる 県内の観光地からは期待の声

岡山県とJRなどが行う大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」が、1日から始まりました。新型コロナの影響が続く観光地からは期待の声が上がっています。

「観光復活の起爆剤に」

JR岡山駅では、岡山県の伊原木隆太知事らが出席して、岡山駅と津山駅の間で運行する観光列車「SAKU美SAKU楽」の出発式が行われました。

(乗客はー)
「お友だちに誘われて来たのですがとても良かった。こういう記念に出合えて本当にうれしく思っています」

「SAKU美SAKU楽」は、キャンペーン期間中は金・土・日・月の週4日運行します。

伊原木知事らは、通行人にガイドブックを配るなどしてキャンペーンをPRしました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「コロナで大変疲弊をした各地の観光地を大いに盛り上げる、観光復活の起爆剤にしたいと考えています」

観光地からは期待の声

岡山デスティネーションキャンペーンには、県内の観光地も期待を寄せています。

倉敷市の大原美術館は、キャンペーンに合わせて特別企画「プレミアムモーニングツアー~モネの朝食~」を行います。

開館前の美術館で、職員に解説してもらいながらモネの「睡蓮」を観賞します。続いて、晩年のモネが食べていた料理を再現した朝食が楽しめるというプレミアムなイベントです。

(大原美術館/森川政典 副館長)
「ウイズコロナの時代に入ってきていると感じています。大型デスティネーションキャンペーンと大いに連携して、多くの方々にお越しいただける取り組みになればと願っています」

美観地区の店舗でも集客に期待しています。

(美観地区の店では―)
「美観地区という素敵な場所があるので、できれば皆さんに来ていただきたいと思います」

(くらしき川舟流し案内人は―)
「大いに来てもらって観光をPRしたいと思います」

「岡山デスティネーションキャンペーン」は9月末まで行われます。

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