コロナ新規感染者 6週連続で減少 岡山県、クラスター発生も半減

 岡山県は1日、直近1週間(6月23~29日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。新規感染者は1017人と6週連続で減少し、病床使用率をはじめとする各種指標も改善傾向が続いた。

 県によると、1日当たりの新規感染者数は、1週間を通じて前週の同じ曜日より少なく、27日は71人と約5カ月半ぶりに100人を下回った。合計は前週(16~22日)から約2割減。学校や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)の発生も7件と半減した。

 各種指標を見ると、医療現場の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は9.0%で、前週より0.6ポイント改善。10万人当たり療養者数は66.3人(前週82.5人)、市中感染の広がりを示すPCR陽性率は15.4%(同17.7%)といずれも減少した。全体のレベル判断は、医療への負荷が生じ始める「レベル2」。

 一方、30日と1日は2日連続で前週の同じ曜日を上回っており、県は新規感染が増加傾向に転じつつあるとして、基本対策の徹底を改めて呼び掛けている。

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