静岡県清水町の柿田川公園に、日本一とも言われる清水エスパルスのスタジアムと同じ芝が植えられました。子どもたちと地域の企業が一緒になって考えたまちづくりです。
<芝生の植え替え作業>
「選手が練習している三保の練習場で作った苗です」
6月26日、清水町の柿田川公園に子どもたちや地元の企業などからおよそ200人が集まりました。清水町が2年計画で公園の芝を植え替えるのです。
<参加した子ども>
「みんなが元気よく遊べるような公園になってほしいです」
<清水町 関義弘町長>
「一人の一歩より100人の一歩ということで、たくさんでやれるというのが、一番いいと思います」
植え替え作業には、バレーボールの東レアローズや清水エスパルスの関係者も参加しました。民間の力を借りて、まちづくりをう試みです。
<東レアローズ 峯村雄大キャプテン>
「芝生がいっぱいになったところを想像したらすごくきれいだと思う」
5月に開かれたまちづくりの懇談会。清水エスパルス側から「日本一の芝と言われるエスパルスの本拠地・アイスタと同じ芝で柿田川公園を埋め尽くし、未来のまちづくりについて考えてみよう」と提案がありました。
<エスパルス 教育事業部 大野曜介さん>
「これからの時代、いろんなプレーヤーがまちづくりとか面白いことのアイデアを出して、年齢問わずにやっていければ、町も元気になると思いますし」
「植えていくと広がっていって、ここ一面きれいなじゅうたんになっていくから。緑のな」
みんなで作り上げる、まちづくり。暑い中での作業でしたが、子どもたちは1つずつ丁寧に苗を植えていきました。
<参加した子ども>
(アイスタと同じ芝生になるんだって、聞いてどうかな?)
「うれしい」
(ここで何をしたい?)
「鬼ごっことかサッカー」
「きれいになって他の県から来た人たちも、もっと楽しめると思うので、もっと清水町がいい町になってくれるといいなと思います」
<エスパルス 教育事業部 大野曜介さん>
「子どもたちが、植えるところから一緒に共同作業で出来て、きれいになった時のことを考えると、すごく楽しみ。子どもから大人まで笑顔になれる場所があれば、清水町が元気になって、みんなが住みやすい清水町になっていくと思うので、こういうのをやりながら、いい清水町になれば、エスパルスとしても嬉しいかなと思います」