“危険な盛り土”規制強化へ 静岡県の新たな条例施行 熱海土石流災害1年を前に

静岡県熱海市の土石流災害を受けて作られた「盛り土規制条例」が7月1日施行されました。静岡県には、早速盛り土に関する情報が寄せられています。

7月1日施行された静岡県の「盛り土規制条例」は、違法な盛り土を取り締まるため、厳しい審査基準のある許可制や罰則の強化などを盛り込んでいます。

静岡県は、出先機関を含めておよそ250人体制で、2022年3月末の時点で県内に193ある違法な盛り土の監視を進めるとしています。

<静岡県職員>

「もしもし『盛り土110番』です」

7月1日は、県民からの情報を受け付ける「盛り土110番」の運用を始めました。

<県職員>

「土砂が盛り土から流れ込んでいることで困っている人がいて、『盛り土110番』の窓口を作ったことで気軽に相談してくれていると感じた」

<静岡県 盛土対策課 望月満課長>

「県民の皆様と一緒に監視しながら進めないといけないので、県民も『盛り土110番』に投稿していただき、一緒に監視していきたい」

また、盛り土専門のパトロール隊の盛土監視機動班も現場の確認に出発するなど、危険な盛り土の規制が本格化しています。

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