自民党議員の会合で「同性愛は障害」文書を配布 三吉彩花、Mattら芸能人からも上がる批判の声

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文書の内容を批判した三吉彩花。日本だけでなく海外でも人気だ(写真・共同通信)

自民党の国会議員による「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で配布された冊子が、批判を集めている。神道政治連盟国会議員懇談会は、宗教法人「神社本庁」を母体とした国民運動団体「神道政治連盟」の趣旨に賛同する議員で構成される、議員連盟だ。

「安倍晋三・元首相が会長を務め、自民党の議員が数多く参加しています。もちろん、岸田文雄総理もメンバー。新憲法の制定、女性宮家創設の反対などを主張し、党運営にまで強い影響力を持つといわれます」(政治部記者)

6月の会合で配られた冊子は「同性愛と同性婚の真相を知る」というもので、そこには「同性愛は心の中の問題であり、先天的なものではなく後天的な精神の障害」「世界には同性愛や性同一性障害から脱した多くの元LGBTの人たちがいる」など、性的少数者に対する、きわめて差別的な内容が書かれていた。

この冊子の存在が報じられると、ネット上を中心に、多くの批判の声が寄せられた。その中には学識者や社会活動家のほか、若い芸能人も含まれている。

女優でモデルの三吉彩花は、自身のInstagramのストーリーズで

《まだこんなこと言ってる人がいるのかと思うと残念すぎる》

と、冊子の内容について痛烈に批判した。

桑田真澄氏(53)の息子で、アーティストのMattも

《同性愛が依存症って 何の話? この大馬鹿者》

と発信。

モデルでタレントのkemioは

《2022年になって色んなところでLGBTQ+の事を目や耳にするかもしれないけど まだまだたくさんの人が自分らしく生きることを拒絶されて社会の中で苦しい思いをして生活をしているの》

と、自身も含めた性的少数者が抱える苦しさを訴えた。

これを受け、ネット上では

《三吉彩花ちゃんがLGBTのこと発信してくれてめちゃめちゃ嬉しい。多種多様は素晴らしいけど人を傷つけるのは良くないって俺も思う》

《kemioくんのストーリー見たけど、ガチドン引きであんな奴らが国束ねてるとか反吐》

など、同調する声が多く集まった。

冊子の中には「性的少数者のライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題だから」という記述もあった。少数者を正当化すべきでないという考え方こそが、社会を崩壊させることにつながる危険な考えではないだろうか。