4月に「くぎ付き」も 横浜で針付きペットフード相次ぐ

神奈川県警本部

 神奈川県内で相次ぎ、針が刺さったペットフードが路上で見つかっている事案に絡み、4月にも横浜市金沢区で釘(くぎ)が刺さったペットフードが複数見つかっていたことが1日、県警への取材で分かった。

 6月20~30日にかけて座間市と横浜市栄区のほか、同市金沢、中、磯子区の歩道上計4カ所で、針が刺さったペットフードが複数発見されたことも分かった。座間市の事案を除き、飼い犬などにけがはなかった。

 金沢署によると、横浜市金沢区富岡東2丁目の歩道上で4月、釘が刺さったペットフードのようなもの3個を、飼い犬と散歩中だった同区の40代女性が発見した。釘はそれぞれ3本ずつ刺さっていたという。

 この女性は6月20、21の両日にも、同区富岡東1、2丁目のそれぞれ歩道上で、2日続けて針が刺さった黄色いペットフードのようなもの計3個を発見。6月23日に署に通報していた。

 さらに6月27日、同市中区根岸加曽台の歩道上で、まち針が刺さった黄色いペットフード2個が落ちているのを近隣住民が発見。その3日後には、同市磯子区磯子2丁目の歩道上で、まち針が刺さった黄色いペットフード2個が見つかった。

 座間市では6月27日にまち針が刺さったペットフードが路上に置かれていて、飼い主が散歩させていた犬が食べてけがをした。

 横浜市金沢、中、磯子区で見つかった針が刺さったものはいずれも3~6センチほどのスティックタイプで、座間市や横浜市栄区で見つかったものと似ているという。県警は、見つけても飼い犬や子どもが触れないようチラシや防犯メールなどで注意を呼びかけている。

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